食事をしたお店でいただいたマップを片手に、買い求めたお土産を片手に、蘇洞門(そとも)めぐり遊覧船の発着所「フイッシャーマンズワーフ」を横目で見ながら歩きます。今回は天候が悪いので遊覧船には乗りません。
吹き付ける風にも負けず海岸沿いに歩き町並みにはいりますと少し風も感じなくなりました。「いづみ町商店街」と書いてあるので立ち寄りました。

ありました!NHKテレビドラマ「ちりとてちん」の魚屋食堂のモデルになった魚屋さんだそうです。焼鯖は作っていませんが、魚を並べたり、吊るしたりで干物を作っていました。しかしお店番をする人はいません。
お店の横には「ちりとてちん」の出演者のサインが並べて貼ってありました。主人公「貫地谷しほり」さんや、母親役の「和久井映美」さん、「加藤虎ノ介」「橋本淳」「友井雄亮」さん達の名前がみえます。
サインというものは達筆でグニャグニャっと書くのが多いようですが、読めないサインはどういったものでしょう?
いづみ町は1601年に町割りが行われた時、問屋、仲買人の集まる町とともに、魚専門の小売商店が並ぶ町として発展してきたところだそうです。

いづみ町商店街の中ほどに「鯖街道起点」のプレートが埋め込まれています。頭上には垂れ幕がはってあり、家の軒には看板がでています。
鯖街道資料館のユニークな看板です。魚偏は鯖そのものがついています。中はだれでも自由に入ってみることができるようになっており、漁の道具や写真、パネルが展示されていました。
「京は遠ても十八里」(約72km)朝獲れた鯖を一塩して、背に負い歩いて京都へ運ぶと翌日早朝に着いた頃には丁度よい塩加減になったそうです。
若狭から京都へは魚を運んで行き、帰りに京都から物資を仕入れて運んでくる鯖街道は何本もあったそうで、最も盛んに利用された道は「若狭街道」で、小浜から上中町の熊川を経由して、滋賀県の朽木村をとおり、京都の出町柳にでます。
最短距離をとる「針畑越え」(根来坂)は小浜ー遠敷ー上根来ー小入谷ー久多ーオグロ坂ー花背峠ー鞍馬ー出町柳となります。
「九里半越え」小浜ー熊川ー保坂ー今津ー安曇川ー勝野ー和迩−堅田ー出町柳と西近江路をたどる道も古代から歴史がある重要な道です。
「鞍馬街道」や「周算街道」「栗柄越え」なども利用し、峠越えして往来していたようです。
京都の台所、食をみたし、京の文化、文物を小浜にもたらした鯖街道、交通手段が足だけの時代に大きな役割を担っていたと思われます。