体験 箸研ぎ

小浜・塗箸

塗り箸生産高では全国一の若狭塗の小浜に来ていますので、箸研ぎの体験をしてはいかがですか?とドライバーさんにすすめられ、「せいわ」の工房に連れて行ってもらいました。

団体ごとに説明を聞く場所に案内されます。そこで下塗り9回、上塗り9回合計18回ぬってあるという箸を渡されます。「自分で好きなもようが出せます」「性格によって出る模様が違います」などと言われ、次の部屋へ。

そこでは、グルグル回っている研ぎ用の車の回転面に箸をあて模様を出すのです。接触する面、当てる力、当てている時間を試行錯誤しているうちに箸は塗りがはがれて、はがれた面から下に塗った色がでて変わり模様になるのです。

水で洗いながら「こうかな?」「こうするとこんな模様になる」とか削っているうちに1本が四面終わっていました。もう1本を「同じ模様にしたい」と思っても無理で、左右別模様のマイ箸が出来上がっていました。見るに耐えない出来具合です。

もう一度と思ったり、美的センスがないので無理、それ以上に時間がないのであきらめてお土産売り場でプロの職人さんが作った塗り箸を買いました。あわび貝のキラキラ模様がきれいにでているものはお値段もそれなりに高いのです。

漆塗りは手が出ません。NHKテレビドラマ「ちりとてちん」のストーリーの「秀臣さんの工場生産品でいいわ」と手ごろな、しかし使いやすそうなお箸を私も友人達も何膳も求めてきました。

お土産に差し上げた友人の一人は「こんな使い勝手のいいお箸ははじめて!今まで私が使っていたお箸は何だったのでしょう?」と喜んで電話をくれました。私の手元には私が研いだ左右ちぐはぐ模様の若狭塗箸しか残っていませんが、確かに使い心地のいいお箸です。

お店を出るときはまたまた「時雨」のおみまいがあり、雪が吹雪いています。朝9時にホテルを出て、4時間の観光で時間が無くなり、お昼に「小浜らしい昼食を食べられるところに連れて行ってください」とドライバーさんに頼みました。

あちこち電話で聞いてくれたのですが水曜日でお休みの処が多く、結局は御食国若狭おばま食文化館に案内されそこでタクシーを降りました。本来なら「多田寺」(工事中で入れない)「妙楽寺」「圓照寺」(吹雪いて外にでられない)も見たかったのですが、タイムアウトでここまでにしました。

4時間でずいぶんあちこち見せてもらいましたし、一番良かったのは吹雪いても、雨になっても、寒さを感じないで移動でき、広範囲を短時間で見られたことです。元気のいい友人は「自転車でまわりたかった」と残念がりましたが、時雨のない季節に再トライすることにしましょう。

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